週一エッセイ/所属タレント

第090回 2003年09月05日 重塚利弘 「梨」

この時期の果物で大好きな、「梨」
梨の花が白い綺麗な花だって事知っています? 私が東京での修行時代住んでいた東急田園都市線「二子新地から高津、溝の口」辺りには多摩川梨の畑が所々にあり、 時期になると白い花が咲き、マンションの上から見下ろすと、それはそれは美しく、まるで白い絨毯のようだった。
そして、実りを迎えると、その畑で自家販売している梨を それこそ清水の舞台から飛び降りた気分で買い求め味わった。
美味しかった。 (市価より幾分安いんですがちょっと贅沢な優越感であった)
その思い出の味が忘れられず、関西に帰ってから家の畑の土手に梨の苗木を買ってきて二本植えた。
しかし未だに梨は、満足の行く実を付けない。
「桃栗三年柿八年、梨のばかめは十八年」と言う言葉が頭をかすめた。
確か、何年か前の映画「時を駆ける少女」の中で主人公 原田知世さんが歌っていたシ-ンを思い出した。 十八年か・・・。
この言葉の真意は解りかねるが、私なりの解釈では
「桃や栗が三年、柿なら立派な実を付けるまで八年かかり、梨では、何と十八年もかかる。」 と言う解釈をしている。
果物だって人様に喜んで頂けるまで、それほど長い間の丹精が要る。辛抱が要る。では、自分はどうだろう?・・・・。
今年も梨の季節が来た。
ちょっとほろ苦い青春の思い出と、ちっとも進歩していない自分のふがいなさを反省し、贅沢してるな~と相変わらず梨を食べている。
何時になったら自分の目指す夢で、人様に喜んで頂けるようになるんだか?!・・・。
「桃栗三年 柿八年 梨のばかめは十八年 重塚利弘一生涯」な~んてね・・・。

第089回 2003年08月27日 中江有佳(スタッフ) 「あ~夏休みはなんだったのかな」

先日、みなさんのご厚意で、夏休みを頂きました。
結構、思いつきで行動するタイプなので、このお休みも
1週間前に友達と思いつきで「旅行に行こう!」ということになり、
これまた思いつきで「沖縄に行こう!」と張り切って、
激安ツアーに申し込みの電話を入れると、
「1週間前のお申し込みは受付けられません」…(怒)。
こんなことにめげず、再び思いついたのが、
「明日、長○スパーランドにいこう!!」
これまた宿泊先がとれず、あえなく断念…。
「おもんないな~」とグレながら飲みにいってたら、
「長○スパーランドでジェットコースター事故!」とのニュースが…。
友達と「これは神様が行ったらあかんゆーて止めてくれはったんやわ」と、
都合のいい解釈をして祝杯をあげ、私の夏休みは終了しました。
来年、夏休みが頂ければ、今度は計画的に過ごしたいと思います。

第088回 2003年08月24日 龍すみか 「『うぎゃあ~~!?』」

梅雨も明け、夏本番を迎えた今日この頃、皆様いかがお過ごしですか?
今回は納涼の意味も込め、思わず『うぎゃあ~~!?』と叫んでしまうお話を2つ・・・。
まずは、友人の看護士が実際に体験したお話から・・・。
その日、彼女は夜勤中でした。もちろん夜中にも巡回があり、そろそろ行かないと・・・と思い、準備していたそうです。
すると突然、大部屋のある一室からナースコールが鳴り響きました。
急いで駆け付けた彼女が扉を開けると・・・。
そこには誰も居ません。
そう、そこは空き部屋だったのです・・・。
他の部屋と間違えたかな?と思った彼女は、他の病室も見て回りましたが、何処の病室も『しいぃ~ん』と静まりかえっています。
不思議に思いながら、最初の空き部屋に戻った彼女の目の前には・・・。
『うぎゃあ~~!?』
・・・今も真夜中に、その部屋のナースコールが鳴り響くそうです・・・。
次も友人の話。
飲食店の隣に建つアパート、しかも一階に住む彼の部屋には、『ゴキブリホイホイ』が必需品。
ある日、新しい物に取り替えようと設置していた分を確認すると、獲物がしっかりと掛かっていました。
それを自分のナナメ後方に置き、新しい物に替え終えた彼は、満足 気に立ち上がり、足を一歩踏み出しました。
その瞬間!!
『グシャッ!!』
イヤ~な音とネチャ~アとした感覚を足の下に感じた彼が、恐る恐る足下を見ると・・・。
『うぎゃあ~~!?』
今でもあの感触が忘れられないそうです・・・。
いかがでしたか?
思わず
『うぎゃあ~~!?』
と叫んでしまう2つのお話。
どちらも恐ろしいですね。(笑)
皆さんも、こんな恐ろしい目に遭わないよう気を付けて、楽しい夏をお過ごし下さい・・・。(笑)

第087回 2003年07月18日 畠山貴至(スタッフ) 「番号」

記憶に残っていませんが、いつからか数字を使う様になっていました。
日にち、時間、電話、自分の体も身長、体重と数であらわしています。
今まで考えた事もなかったのですが、町の中を見ていると数字だらけという事に気がつきました。
子供の頃、ビー玉を数えたり階段を数えたりして遊んだ記憶を思い出しもっとさかのぼると、 年齢を聞かれて3本の指をたてていた様な気にもなってきました。
世の中には、気づかない間に色々な事をおしえてもらっている様です。
私は、学校で教えてもらった算数よりも、世の中で教えてもらった数を使っている様な気がします。

第086回 2003年07月12日 小川時代 「ベランダがあれば」

私の今住んでいる家には、小さい「物干し」みたいなものはあるんですが、「ベランダ」がありません。 そのため天気でもふとんが干せないですし、干せる量も少なかったり、雨の日は部屋干しだったり、 で洗濯好きな私にとってはストレスが溜まるばかり。
からっと乾いた洗濯物の、なんと気持ちよいことか。
太陽の陽射しを浴びて膨らんだふとんの、寝心地の良さと言ったら、もう格別!
皆さんもそう思いませんか?

前に住んでいた家には「ベランダ」があり、洗濯物もふとんも心地良く揺れていました。
洗濯物を干し、ふとんを干し終え、空を眺める。
心地良い風に吹かれ、学校から聞こえてくる子供達の声を遠くに感じながら、目を閉じてゆっくりと呼吸をする。 体で風を感じると、まるで空を飛んでいるかの様。
ふと下を見ると、母親に押されている乳母車の中で、気持ち良さげに寝ている赤子。通り過ぎるまでじっと眺めている。
時間だけがゆっくりと過ぎていく。
ふとんを干した柵にひじをつきながら、夢見心地で
「おお、ロミオ様!」
「ロミオ様、そのお名前をお捨てになって・・・」
と恋しい人を想い、思いの丈を空に、雲に、鳥に投げかける。
どうか、この想いをあの人に伝えて、と。
すごくいい気分になっているところへ、ピーというお湯の沸く音が・・・。
「はいはい・・・」
そうして、またいつもの私に戻っていく。
この贅沢な(?)ひとときを過ごすのが、私の日課でした。
私にとって、「ベランダ」とは、実用的に必要であり、なおかつ、心をも満たしてくれる、「大切な場所」なのです。

ああ、早く、「ベランダ」がある家に引越し、した~~~~い!!!

第085回 2003年07月03日 成金屋清富(五島清富) 「グリーンスタジアム神戸」

「Yahoo!BBスタジアム」オリックスブルーウェーブの本拠地、グリーンスタジアム神戸の新しい名前。
所有者の神戸市がスタジアムの管理費を何とか捻出しようと、施設命名権(ネーミングライツ)を売って決まった名前。
入札をかけたということなのだが、結局はソフトバンクのみだったそうだ。
命名権など全く元手がかからず収入を得られる商売できるなんてスゴイと思ってしまうのだけれど、 1990年代半ば以降、全国的に「グリーンスタジアム神戸」として定着していたのに、今更変更してしまうのはどうかなぁと思ってしまう。
出来立てホヤホヤの施設や知名度の低い施設ならともかく、地震も乗り切りイチローなど先人達の舞台となった球場名を変えてしまうとは。 「なんでYahoo!やねん。グリーンスタジアム神戸や」とは近所にお住まいの重塚さんの言葉。
この球場には一昨年に一度ナイター観戦に行ったことがある。野球の為だけに考えられており、欠陥球場大阪ドームと違って非常に見やすい。
指定席には入ることは出来なかったけど、何処に居てもそこから球場全体が見渡せて全てのプレーが確認できる。 何対何、選手は誰という必要最低限の情報も得られる。 食べ物もうまいし、大体納得できる範囲の料金設定。 ビールは500円だ。(エビスもある) 一方大阪ドームはデフレの世の中やのに700円。高いいうねん。

兵庫県には素晴らしい球場が二つもある。
一つはアメリカンスタイルを目指して突き進む(選手にも金使ったれ)Yahoo!BBスタジアム。 もう一つは絶滅しつつある昔からの日本的球場、甲子園球場。

甲子園もいいけどYahoo!BBもね。
どこかで聞いたコピーだ。
甲子園で使うお金があればYahoo!BBで豪遊できまっせ。アクセス悪いけど。
あとはチームが強ければなぁ。

備考・2007年01月21日加筆修正

第084回 2003年06月25日 木元美香 「透明水彩絵の具」

「絵の具を使って絵を描く」それも、「数時間かけて」というのは、中学校の授業以来という人は多いのではないでしょうか。 高校一年生の芸術選択授業[音 楽」「美術」「書道」の中から、「書道」を選択した私が最近描いた物と言えば「絵手紙」大のもので、 しかも、使う道具は、固形絵の具。そんな私がひょんな ことから、「水彩画」をはじめました。
4月から通いはじめた水彩画教室は、隔週日曜日の午後1時から5時までおよそ4時間。 絵に向かっているのはというと3時間~3時間半くらいでしょうか。 生徒は15人くらいで、年代は30代から80代と幅広く、久々に、「一番年下」を味わいながら描かせて頂いています。 (といっても、これを書いている時点で、まだ3回通っただけなんですけどね。)
さて、教室に通いはじめる前段階として、まずは、画材店へ。梅田の地下、阪神百貨店の近くのお店です。 そこで必要な物を一通り購入しました。 まずは「絵 の具」。中でも「透明水彩画絵具」という種類のものを購入です。 「透明」とつくものは、重ね塗りをするたびに、下の色が重なって見えてくるんだそうです。 余談ですが、ポスターカラーは「不透明水彩絵具」に入るとのこと。 さてさて、この透明水彩絵具ですが、何色もあって何が何色必要なんだか・・・・??? 微 妙な色の違いで、ずらっと並んでいました。ということで、セットになってるものを選択。続いて「パレット」。 小学校以外で初めて持つ「マイ パレット」に なりました。 ほかにも、デッサン用の「鉛筆」と使い勝手のいい「筆」、適当な大きさの「スケッチブック」。 と、こう書いてしまうとまるで自分で選んでいる 様ですが、初心者一人で選べるはずもなく、 今回は、わざわざ教室の先生におつきあい頂いてしまいました。
初日、鉛筆も削らずにいったために、先生に削っていただき、消しゴムは未購入の為、 となりの席になった方にわけていただき・・・・・。 筆を洗うための桶 も別の人からレンタルと、非常にいろいろな方の行為に甘えまくった1日でした。 そして、何とか、少しですが絵に色づけする所まで進みました。 そう「透明水彩絵具」を使ったわけです。
「水彩画」は、とにかく絵の具と水の量の調節で書いていく、そして、明るいところ、 光ってるところを白く残すことが、大切だということなのですが、 この 「白く残していく」というのが私には難しく、なかなか残りません。 「白」を後から足しても、透明の字のごとく下の色がででくるのです。 それに、色が単調に なるからと、「黒」「白」「肌色」の3色使用禁止を言われており、陰の暗い色を出すのも、悩みながら・・・ 先生に筆を加えてもらって、ひたすら真似てみる・・・・。
教室が日曜ということもあり、毎回参加というわけにはいかないのですが、早く、一枚の「絵」を完成させてみたいですね。

第083回 2003年06月20日 野中政宏 「干支」

長年お世話になっている釣り番組のエンジニアさんが、この春から変わりました。
非常に素直な好青年で、音楽が大好き。でも、若さ丸出しの危うさも持っている面白い彼。
そんな彼が「僕、来週、誕生日なんですよ」と切り出した。
「おお、おめでとう。いくつになんのん?」
「23です」
23歳なんて「若さ爆発! なんでもオモロイ」年齢に思えるけど、彼は、感慨深いというか悲しそうというか、 なんだか神妙な顔つき。大人になる事を実感しているのか、責任について考え始めているのか、 見ていてちょっと面白かった(ごめん・苦笑)。
そうか23歳かあ。自分が23歳の時って何してたっけ? あ、養成所に通い始めたのが23歳だったなあ。 バイトしながら養成所通って寝ながらアパート帰って夜な夜な銭湯通って…しんどいし辛いし、イヤだったよなあ(苦笑)。 でも、金もないのに中古車買って、夜中に国道ぶっ飛ばしては博多のラーメンやら信州のソバやら食いに行って… 結構、面白かったよなあ。
ん? ちょっと待てよ?? 彼が今年23歳って事は…。
「なあなあ、ひょっとして、申年?」
「はい! そうです。申年です」
がーん。
そうか…そうなのか…。
鏡の前に立って出っ張ったお腹を見るたびに、「大きなったなあ」と思う。
そんなお腹を気にして海に行かなくなって久しいことに気づいて、「オッサンなったなあ」とも思う。
気がつけばプロ野球選手はみんな「自分より年下」になってるし、 昨年から本格的にお世話になっているJリーグ・京都サンガの初仕事は「同い年の元日本代表選手の引退セレモニー」だった。 念願だった髭を蓄えては白髪が混じっている事に狼狽し、 実家に帰るたびに「嫁は? 孫は?」と尋ねられては大阪に逃げ帰ってくる僕は、今年35歳の申年です。
イトウくん、誕生日おめでとう。
23歳は楽しいと思うよ、うん(笑)。

第082回 2003年06月12日 池原量 「文房具のソムリエ」

気になります。
新しく発売された文房具が!
より開発され、より優れた文房具をお店で発見した時は、思わずお財布の中身と相談をし、 思案に思案を重ねたあげく目を輝かせて購入してしまいます。
いやいや、思案して[買うぞ!]と決めてからすぐに「ぶつ」を持ってレジなんぞには行きません!
それは邪道!
まずは行きつけ(?!)のディスカウトショップにそそくさと足を運び、必要な分だけの[文具券]を手に入れる!
そう、必要な分だけを手にするのが池原流。
というよりも、【文具券】を必要な分だけしか手にしないというのは、文房具好きの者には鉄則なのかもしれません。
だって店頭にならんでいる全ての物が欲しくて欲しくてたまらないんだもん!!
全てが欲しい!というのは少しニュアンスが違うかもしれませんねぇ。
今まで手にした文房具には感じられなかった 新たな素晴らしさ との出会いを発掘.発見。 そしてそれを待ち望んでいるのかもしれない…(♪地上の星/中島みゆきが私の頭には流れてます)
豆情報→中島みゆきさんの♪地上の星 は5月26日付けのオリコンチャートで148週チャートインという日本初記録を達成!
すごいねぇ~単純に計算して2年10ヶ月。恐ろしきプロジェクトXパワ~
文房具といっても、切る.貼る.束ねる.書く.挟む…とさまざまな文具分野があり、これを熟視するのは試練の技。
日々、その技を衰えさせないように、私も私なりの方法で力を蓄えていきたいと思ってます!(なんのこっちゃ)
これからも、愛しい【文具券】を手にニヤニヤと笑みを浮かべながら店先に向かいます!
めざせ![文房具ソムリエ]
☆★最近、心ときめいた文具☆★
9年ぶりに世界記録を更新!
3月に発売され、すでに池原量は3本を使いきったすごいヤツ!
直径0.28ミリの極細ボールペン『ユニボールシグノ超極細』
なんと技術陣の2年以上の苦闘がこもっているらしい。
普段は筆ペンを使うのが大好きな私ですが、極細ボールペンはかなり愛用してます。
中高生にも大人気!
アメ村に遊びにきている学生も、ほとんどが持ってました。
そんなアメ村にきている若者の生の声を6月29日(SUN)am9:30~ラジオ大阪[育てっこしよう おかあさん]で是非チェックしてみてね!
その極細ボールペンで日記を書くのが今の流行中

第081回 2003年06月06日 Kay稲毛 「月の陰」

トイレに行きたくなった時「自然が呼んでいる・・・」なんて言う人がいるが、 英語で「トイレに行きたい」とどう言えばいいかわからず、 「nature call me」と言った人がいるとか・・・しかしこれが通じるらしい。ホントかどうかわからないが・・・
しかし、切羽詰まった時や、どうしても伝えたい時に発する言葉と言うのは言葉の壁を越えて通じるのではないか? と個人的には考えていたりする。
我々言葉(喋る事)を生業にしている人は、「綺麗に喋るコツは?」なんて聴かれた事が一度や二度はあると思う。 しかしながら「綺麗に喋るコツ?」と言われても・・・
我々の技術と言うのはけして綺麗に喋るための技術ではないと僕は思っている。
人に伝えるための技術、表現するための技術なのだと思うからだ。
僕個人はまだまだ技術的に勉強しなければならない事が沢山ある。
だから身についていない技術を補うために「魂が叫ぶ!」がごとく喋りたいと思っている。
皆さんも経験があるんじゃないだろうか?洋楽を聴いていて、歌詞も解らないのに 「何だかわからんが良い曲だ!」と妙に納得した経験が・・・
それこそ、アーティストの「魂の叫び」があなたの胸に届いた証拠じゃないだろうか?
「魂の叫び」が届くかどうかは受け取る側の感性に左右されると言う大きな問題もある・・・
やはり技術を磨かねば・・・Kay稲毛のイバラの道はまだまだ続く・・・
人間日々精進 合掌。