週一エッセイ/所属タレント
第070回 2003年03月26日 野中政宏 「すてきな週末」
最近、「素敵」なんて言葉、聞かなくなりましたね。
「素敵だなあ」って思う事が少なくなってしまったんでしょうか。
それとも、「素敵」なんて口にするのも恥ずかしくて、何か他の言葉で代用しているんでしょうか。
フットボールの母国、イングランドには「サッカーの文化」なるものがあるそうです。
こういう難しい言葉で語るヤツがはびこってるから
「わかったような気になってトンチンカンな事を平気でする奴らが出てくる」と信じて疑わない僕ですが、
その文化って何?の答えは簡単。みんなサッカーが好きなんです。はい。それだけです。
好きだからルールも知ってるし、好きだから応援するクラブもある。
好きだから熱狂するし、好きだからマナーも守る。
好きだから、日々の会話の中に話題として出てくるし、
好きだから、そこに人生訓を見つける人さえも出てくる。
長く付き合ってるから、今となってはレア物を平気で持ってる人がいるし、
長く付き合ってるから、昔話を楽しそうに話す事が出来る。
それだけですよ。
例えば『僕のプレミア・ライフ Nick Honrnby / 新潮文庫』なんて読んでると、今僕が単に「好き」と表現してる感情は、
実はかなり恋愛のドロドロした物も含んだ「好き」に近い物を感じますが、
でも、「どうしてこんなクソ寒い雨のスタジアムで俺は突っ立ってるんだろう?」
という自問に対して「出会ってしまったから」と結論づけた彼は、
素敵だなあ、と思います。彼が、というより、彼と親愛なるガンナーズ
(アーセナル=稲本が前に所属してたクラブ)との関係が、ですね。
僕は今、ホントに素敵な週末を過ごしてます。週に一度しか会えないデートみたいなものです。
ホームゲームはスタジアムで、アウェイゲームはテレビの前で。関西のアウェイくらいは全部行きますけどね。
試合前なんて、勝手に心の中で口ずさんでますよ。
君は僕の太陽だ。
僕だけの太陽だ。
たとえ曇り空でも君は僕を照らしてくれる。
でも君は僕がどんなに君の事を好きかわかってないんだ。
ねえ、どうか僕の太陽を取り上げないで。
例えそれが失恋の歌だとしても、僕にはぴったりです。
ユー・アー・マイ・サーンシャーイン♪
マイ・オンリー・サーンシャーイン♪
あぁ、仕事抜きでスタンドから見たい…。
第069回 2003年03月21日 池原量 「どんどん増えます」
こんにちは
りょう、量ちゃん、お量ちゃん、量ぷー、量介、りーちゃん、りお、バリちゃん、りこ、にこ、杉りょう…こと[池原 量]です。
みなさんにはニックネーム、つまり親しい人から呼ばれる愛称はありますか?
冒頭にズラズラ~っとあげたのは全部、今もそう呼ばれている私のニックネーム。
こうやって書き出して見てみると、名前の[量]を基本に、微妙に異なったニックネームをつけてもらっているなぁ~と改めて感じます。
(中には名前と結びつかないものもありますが…)
私にとってはどの呼び名も大切で大好きです。
相手が私をなんと呼ぶかによって、いつの友達か分かる! というのもポイントです。
男子のように野生児遊び花盛りだった頃、小学校の先生に銘々された[量介]は、いまだに小学校時代の友人からそう呼ばれています。
中学1年生の英語の授業でバレーボール[volleyball]の発音は[バリボー]と習ったその日から、
私の顔がバレーボールのように丸い!ということから[バリちゃん]と呼ばれ、同じクラスだった同級生に今もそう呼ばれています。
高校時代、杉山清貴好きの私が、手紙交換で[杉山量より]と書いた送り名から、杉りょーと呼ばれるようになりました。
私の名前は[池原量]
でもニックネームはたくさんあります!
今だに、どんどん増えています。
なんだか得した気分です。そんな私は何か変でしょうか?
それぞれのニックネームに、たくさんの思い出が重なっているから得した気分になるのかもしれません。
これからも増えるのかぁ?私のニックネーム…と思うだけで、また新たな人との出会いを期待しワクワクしてしまいます。
そしてニックネームをつけてもらうだけでなく、喜んでもらって思い出になるニックネームをプレゼントできたら素敵だと思います。
あなたは、どんなニックネームをもってますか?
第068回 2003年03月15日 Kay稲毛 「チェンジザワールド」
エリック・クラプトンの名曲である事はもう皆さんもおわかりだと思います。
この曲は1997年のグラミー最優秀レコード他色んな賞も獲得しました。
この他にもクラプトンには色んな名曲がありますが、皆さんにとってクラプトンってどんな人なんでしょうか?
凄腕のブルースギタリスト?それともヒットメーカー?
人によって味方は色々あると思いますが、僕の中ではホント一言では言い表せないぐらい波乱万丈の人生を生きて来た人なんです。
「愛しのレイラ」と言う曲のエピソードなんかは一般的にもよく語られるんですが、
彼がその昔アル中だった事はホントにクラプトンの事が好きな人しか知らないんじゃないだろうか?
まして、最近のクラプトンを聴いてファンになった人は想像も出来ないかもしれない。
もしかしたらこの事実を聴いてクラプトンに幻滅する人もいるかもしれない。
しかし、彼がこの他にも色んな苦難の道を歩いて来た。そして、だからこそ素晴らしい曲が書けるのだと思っている。
クリエイティブな仕事をする人は多かれ少なかれ過去や、自分の内面になにかを抱えているんじゃないだろうか?
その表現方法として、音楽だったり、映像だったり絵であったりで表現しているんじゃないかなぁ~
僕は仕事で色んなミュージシャンにインタビューする機会があるが、
中にはやはり口下手な人もいたりするし、言葉で上手く自分を表現できない人もいる。
もちろんプロモーションで来ている訳だから自分をわかってもらわないと話にならないんだけど、
喋っている事だけじゃなくて、音楽やライブでミュージシャンを評価したいと自分自身思う今日この頃なのである。
一番大切な事はやはり伝わるかどうかと言う事だとつくづく感じているのである。
そのてんクラプトンはやはりすごい人だ・・・
第067回 2003年03月06日 加藤くみ子 「くるみ餅」
美味しい「くるみ餅」がうちの近くの和菓子やにある。
くるみ餅と一口に言ってもお店により味が全然違い、私の中ではそこのくるみ餅がナンバーワン!
先日堺に美味しいくるみ餅屋があると聞きつけ行ってきた。
くるみ餅オンリーの専門店。
確かに餅の味もしっかりしていて美味しい、がしかし、一人前4個の団子サイズのお餅で十分だった。
私のナンバーワンはお餅の味はもちろんしっかりし固さもベスト、甘みがおさえてありたくさん食べたくなる。
なんといっても豆の味が生きている。
私はこの「くるみ餅」に出会うまではくるみ餅を甘ったるくあまり美味しいと思わなかった。
まあ、これも好みなのだろうが。。。
あなたも是非食べてみて欲しい「松○庵のくるみ餅」。
かとくみおすすめの一品です!!
追伸:只今、美味しい胡麻豆腐を食べたいと聞込み中!
胡麻も豆腐も好きなのに市販のものは口に合わない。
胡麻豆腐もくるみ餅と同じようにほんまもんは全く違う味なのでは?
と密かに期待しているがなかなか美味しい胡麻豆腐が近場であるという情報が得られず。
誰か知ってたら教えて~
第066回 2003年02月27日 や乃えいじ 「肩こりと確定申告」
肩こりがひどい。
元来視力もよくないところに乱視と来ている。
そのせいか、このごろ両肩に鉄板を乗せられたような肩こりと、それからくる頭痛に悩まされている。
僕が所属する劇団:PM/飛ぶ教室の座長、蟷螂襲(とうろうしゅう)氏にいわせると
「おまえ、ソレ、四十肩やろ・・。」らしい。確かに日々40代には近づきつつはあるが
決して四十肩などではない!・・とおもう。
家の近所にお住まいの岡崎ちゃんの見立てでは、「血流が悪い」とのことで、
彼女に頂いた南高梅と納豆の摂取に腐心する毎日が続いている。
そんな折、テレビのCMでも確定申告の受付開始が告げられた。
ニュースでも黒木瞳さんが「(税金を)ちゃんと使ってほしい。」
みたいなコメントを述べながら、品川税務署の受付印をもらっていた。
ちなみに大阪では、なぜかチャーリー浜さん。「確定申告じゃ、あーりませんか」と宣っていた。
最近は僕もパソコンを使って集計をしているので、
幾分かは楽にはなったが、それでも確定申告は悩みの種だ。
日頃からきっちり出納帳をつけていれば何の問題もないのだが、そうは問屋がおろさない。
日記代わりの手帳と領収書との格闘は当分続きそうだ。
うーっ、考えただけで肩が・・。
や乃えいじ
第065回 2003年02月20日 北さおり(さおり) 「イルカ」
「私の妹、宝くじ当たったら、あったかい国でイルカと泳いで暮らすってゆうてる。」
「へえ~、いいなぁ、、。うらやましいなぁ~。」
えっ!いいな~ってあなた、宝くじ当たったらやで、当たったんとちゃうで、、、。
そんなん言うぐらい誰にでも言えるやん。言うのはタダやん。
何年か前、私が言った言葉に対して、以前同じ事務所だった、Oさんが本当にうらやましそうに呟いたこの返事には思わず絶句した。
天然なのか、それとも私の話をあまり真剣に聞いていなかったのか、今となっては定かではない。
私も家の妹もイルカが大好き。イルカが好きと言う人はめずらしくない、もちろん私の周りにも一杯いる。
イルカ好きの人にとっては、セラピー療法にも使われるイルカと泳ぐという事は夢の一つでもある。
それもあったかい南の美しい海で、、、そんな事が出来たら本当に幸せだろうなぁ、、。
私はイルカと泳いだことはないが実は遊園地でイルカショーの司会をやったことがある。
研修で先輩のショーを見学に行った時には驚いた。
もちろんイルカショーを観るのは初めてではなかった。
それまでも、何度か観た事があるし、その遊園地のショーに至っては子供の頃にも観た覚えがある。
それなのに、あらためてビックリした。
「魚の形をした生物」が目の前で、トレーナーの指示どうりにショーをしている。本当に驚いた。
あっけにとられた。もちろんイルカが哺乳類だという事は知っている。頭のいい動物だという事も、、、。
でも形はやっぱり魚だ、、、さ・か・な、、、。
TVの画面等で映し出されるイルカを見ているうちにイルカについてよく知っているつもりでいた。
しかし、考えてみれば大人になってから、イルカを真近でゆっくり見たのはその時が初めてだったのかも知れない。
後日、先輩たちにまじってイルカショーの司会のお姉さんとしてデビューした私のもとに、
その遊園地の沿線で配られている広報誌の取材がきた。
イルカショーについて何か一言といわれて、私は「目の前で『魚の形の生き物が』ショーをするんですよ。
あらためて観てみると本当にびっくりしますよ。大きな魚が、、、。」
と自分の気持ちを正直にでも、たぶん聞いている人にとってはおそらく意味不明の感想を一生懸命、感歎の思いを込めて語った。
しかし、、、後日刷り上ったその誌面には私の写真と共に、是非イルカショーを観に来てくださいという主旨の当り障りの無い言葉が、
私のコメントとして載せられていた。ウウウッ、、、。私のコメントじゃない。ちょっぴり、がっかりした。
でも当たり前、私の話はあまりにも訳わからなすぎて載せられなかったのだろう、、、。
イルカ好きの私の部屋には壁には海で泳ぐイルカの絵葉書が、そしてイルカの小物もいくつか飾ってある。
中でもお気に入りは「水色のイルカのウィンドベル」。
このウィンドベルのベストポジションはベランダの物干し竿。
南向きの六畳の間に寝転がって物干し竿に吊るしたイルカを眺めると、本当にイルカが空の中を泳いでいるように見える。
想像の中でイルカと自由に空を泳ぐ。
それは、南の島でイルカと泳ぐ夢を当分は実現出来そうにない私にとっての目下の小さな楽しみ、、、、。
備考・2006年01月13日名前変更
第064回 2003年02月10日 重塚利弘 「つめたい」
1月下旬から2月にかけては1年で一番寒い時だそうで、そう言えば今年も案の定寒い日々が続いております。
まあ当てにはならないんでしょうが、昨年秋あたりに出されていたこの冬の長期予報では、
「暖冬だ!」などと言っていたように記憶しているのですが・・・
先日私の住まいがある神戸(神戸と言ってもちょっと辺鄙な所ですが)でも何年振りでしょうか、朝うっすら雪が積もっておりました。
こんなに寒くなると、真ともにゃ~やってけません。
ちょっと、勢いをつける為に馬鹿なことでも言ってね・・・
「かじかんだ指先が、つ・め・た・い~!」
「氷の上をはだしで歩いたら コレマタ、つ・め・た・い~!」
「袋一杯つめても100円! の飴玉詰め放題、もっとイッパイ つ・め・た・い~!」
「あなたこの頃、私につ・め・た・い~!」
「そんなふうに言ったからって、強引に抱きしめたら、あなたの つ・め・ぃ・た・い~!?」
あなたは幾つめで笑いました?
「あほ!! 笑うどころか、そんなギャグ飛ばしてるから冬が益々さぶいねん!!」
第063回 2003年01月24日 中江有佳(スタッフ) 「うれしかったお正月」
今年の元旦、私は国立競技場にいました。
サッカー好きの方はすぐにお判り頂けると思います。
「天皇杯・決勝」
野中と龍がスタジアムDJをやらせて頂いている、
京都パープルサンガが見事、決勝に進出され、
応援に野中と龍が行くというので、
ちょうど大晦日から東京にいた私も応援に参加させて頂きました。
最初は、ゴール裏でサポーターのみなさんに混じっての観戦に
戸惑いながらも、いつのまにか楽しんで観戦していました。
前半、鹿島アントラーズに先制され「ちょっとヤバイかも…」と思ってたら、
後半、見事な逆転優勝!!
シュートが入った時のあの爽快感、試合終了の瞬間や天皇杯授与の場面は、
今までテレビや競技場で見ていた時とはまるで違うもので、
久しぶりに「感動」しました。
こんな「うれしかった」お正月を迎えられたので、
今年はいい年…かな?
第062回 2003年01月17日 龍すみか 「旅行」
『物より思い出』というナレーションが付いた某CMを見るたびに、自分が幼かった頃の『家族旅行』を思い出します。
父がお出掛け好きだった事もあり、昔はよく家族で旅行していました。
普通に旅先でお泊り・観光というパターンもありましたが、ワゴン車に乗り換えてからは、車内泊の旅行が主流になりました。
行きたい所に行って、遊んで、日が暮れるとお風呂を求めて地道をウロウロ…。夜はパーキングエリアなどで就寝。
常にこの繰り返し。(笑)
後部座席は常にフラット状態。本・ゲームグッズはもちろんの事、テレビ・ビデオにファ〇コンなどのゲーム機まで持ち込んでいました。
今思うと、ものすごいですね。ゲーム機って…。(笑)
でもお陰さまで、色んな経験が出来ました。
早朝、起き抜けに見た朝焼けがすごく綺麗だったとか、夜パーキングエリアに車を止めてファ〇コンしてたら、
「ゲームやってる~スゲェ~!!」と言われ、いい気になってみたりとか、地元の銭湯で、体を洗おうと荷物も何もない席へ行ったら、
「そこ私の席!」と湯槽の中のおばさんに怒られ、
その上「それから、もうすぐ〇〇さん達も来る時間だから、そこ一列使わんといて!」とダメ押しされてどこも使えず、
泣く泣く上がり湯用シャワー横の空きスペースで用を済ませたりとか…。
(←この時は、もう2度と地元銭湯には行かないと本気で思った。でも今は平気)
etc…。
普通のお出掛けと少し違う、でもキャンプでもないこの『旅行』は、私の大切な宝物です。まさに『物より思い出』
またいつかこんな『旅行』が出来るといいな…。
第061回 2003年01月15日 畠山貴至(スタッフ) 「「ダボハゼ、一匹百万円」物語」
昔々、英国のクローランドという所に住んでいたサラリーマンのフランク(36歳)は、
休みになると家族サービスもそっちのけで、朝早くから糸を垂らす大の釣りマニア。
そんなある日、どうしたわけかいつもの様に魚が釣れない。
フランク・「あーもう、なんでやねんぜんぜん釣れへんやんけー」
とイライラしながら数時間かかってやっと釣りあげたのが、5センチほどのダボハゼ。
頭にきたフランクは、「なんでダボハゼやねん、むかつくなー」
捨ててしまえと手を伸ばしてみると、 ダボハゼの尾の先に赤い札がついている事に気づきました。
よく見ると、なんとビックリそこには、「この魚を釣った人に百万円」と書かれているではありませんか、
これは、ある酒造会社が話題を呼ぶためにやった奇抜な宣伝だったのです。
百万円を釣りあげたフランクは、大喜び。
さっそく申し出たので、噂は一瞬にして広がり、酒造会社は有名になりました。
めでたし、めでたし。